イタリアたべもの編その1

南イタリア鉄道周遊の旅・たべもの編。

パレルモ駅前の老舗フライスタンド

Antica Friggitoria Dal 1947
魚介のパニーニ

イカリング、小さなイカ、小魚が唐揚げになっている。頭が取ってある魚と、丸ごとの魚が混ざっている。薄い塩味にレモンを搾るので、魚のおいしさがストレートに出る。

シチリア名物アランチーナ

オレンジ大
濃厚でボリュームたっぷり

日本でいうライスコロッケ。

シチリアの州都パレルモではアランチーナ(女性形)

東海岸のカターニャでは円錐形でアランチーノ(男性形)

フェリーの中で買ったものは、アランチーノだった。

円錐形
アランチーノ

アランチーナとはオレンジのことで、オレンジを模した料理であるので、女性形が正しいはず。ところが、シチリア語ではフルーツの大半が男性形になるので、東海岸のカターニャは男性形をそのままイタリア語にしたので、アランチーノになったらしい。

そして、なぜか日本ではアランチーニ(男性複数形)になってしまった。どこでも通じないのに。日本人は本国で通じない外来語を造るのが得意だ。

パレルモの市場

ビワは日本のものかと勝手に思っていたので、イタリアで売っていたのは驚いた。それもけっこう傷んでいて、日本のスーパーならおつとめ品コーナー行きのもの。

ビワの原産は中国南西部で、日本にも自生していたそうだ。

以下、Wikipedia

日本には古代に持ち込まれたと考えられており、主に本州南部や四国や九州に分布する。またインドなどにも広がり、ビワを用いた様々な療法が生まれた。中国系移民がハワイに持ち込んだ他、日本からイスラエルやブラジルに広まった。トルコやレバノン・ギリシャ・イタリア南部・スペイン・フランス南・アフリカ北部などでも栽培される。

イタリアでの野菜類はほとんど1キロいくらと表記されている量り売り。スーパーでも自分で計って値札を貼ってレジに行く。

暑くてすぐに溶けてしまう

シチリアでは、朝食にジェラートをブリオッシュに挟んで食べるみたい。

レッチェのNATALE(ナターレ)のジェラートが美味しかった。イタリアでもトップクラスらしくて納得。

Trattoria Il Maestro del Brodo

トラットリア(大衆食堂)でランチ

Antipasto della casa

アンティパスト

好きなだけ盛ることができる(一回だけ)

Spaghetti con

vongole,gamberi,ricci,rucora croccante

アサリ、エビ、ウニ、ルッコラ(フライ)

Bucatini con

sarde e finocchtto selvatico

Bucatiniはマカロニ用に穴が開いたパスタ。イワシと野生のフェンネル

参考:銀座のシチリア料理店の、イワシとういきょうのカサレッチェ。

パスタが違うがソースは同じ。

量は日本の1.5倍くらい、味は日本より自然の深みが強い感じ。

Barillaのブカティーニをお土産にして、カサレッチェも後日購入した。

Antica Focacceria San Francesco

イタリアのディナータイムは、20時頃から始まり、深夜までゆっくり楽しむものみたい。

コースメニュー、量が多めで高カロリー、治安の問題、翌日のスケジュールの関係で、夕食はテイクアウト。

この店で買って帰りたいものは3つ
二階はイートイン

Pane ca’ meusa

脾臓のパニーニ(パレルモ名物)

牛の脾臓をラードで煮込んである。レモンだけかチーズをはさむか選べる。さらに脂多めとか少なめとかできるらしい。

シチリアレモンごろごろ
チーズなしをチョイス

スパイスもあまり感じられず、薄い塩味だけというイメージ。牛肉と少しレバーの味がするだけなので、レバーが食べられれば美味しくいただける。

Aranchina

色々なお店の味を試してみよう
パレルモだから、アランチーナ

Cannolo

カンノーロ。小麦の生地を筒に巻いて油で揚げたものに、リコッタチーズが入っている。コクがあるが見た目ほどしつこくない。ただ揚げてあるし、カロリーも低くはないはず。

シチリア伝統のお菓子

セルフサービスのお店

レッチェにあるお店
Guido & Figli
ラザニアなど充実
珍しいイタリア野菜
パンいろいろ

旅先で野菜がたっぷりとれて嬉しい。肉類は、サルシッチャなどチョイスできる。

海辺のカフェテリア

Catanzaro Lido には美しい海岸があり、リゾートの風が漂う。

家族経営と後でわかる

店内は、テイクアウトコーナーとカフェテリアに分かれている。

ペローニ社の看板ビール二種類。現在のペローニ社はなんと、アサヒビールグループホールディングスの傘下に入っている。

アルコール度数4.7%のペールラガー
アルコール度数5.1%のペールラガーで、プレミアムビール

数種類の一口大アランチーノ、フライドポテトでボリュームアップ。

本場のpizza

ナポリ(マリナーラ)

アンチョビが効いていて、シンプルながらおいしい。漁師の~という意味のマリナーラ。漁師が食べていたというだけで、魚介の姿はない。

カプリチョーザ

カプリチョーザはシェフの気まぐれの意。タケノコのように見えるのはフェンネルの茎。見てのとおりの豪華さ。

レギュラーサイズの大きさとボリュームについては、さすが本場という印象だったが、味については、日本の石窯ピッツァとの違いを感じなかった。高級店では食べていないものの、日本のイタリアンもかなりレベルが高いなあ。

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